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頸城鉄道ホジ3を観察する

昨日行ってきた、くびきのレールパークで復活走行を行ったホジ3について、改めて色々調べてみました。
122021参考文献は鉄道ピクトリアル私鉄車両めぐり第5分冊(1964年刊)、頸城鉄道。著者は数年前に他界された小林宇一郎氏です。
元は開業時の'14年に造られたホトク1で、畳敷き、下駄箱や傘立ても装備されていますので、形式はボギー車の特別車両と言う意味でしょうか。
'32年の気動車化に当たってはオープンデッキ客車の室内右側に運転台を付けた車両だったようで、著者自身、本邦には他に例を見ない珍妙な気動車、と紹介をしています。
そして、戦後の'51年、現在の車体に改造されています。デッキ部分に運転台を付け、真ん中にドアを付けて一新しましたが、両端のデッキ跡はその名残が見られます。その後は乗務員扉が鉄製Hゴム(ここだけ違和感あり)。その後ろの窓も上昇式から行き違い方式になっています。
車体改造時、エンジンはHudson製→Ford製ガソリンエンジンからいすゞのディーゼルエンジンに換装され、その際、室内にエンジンが飛び出してしまいました。そのため、客室面積が広くなったにもかかわらず、その分定員が少なくなっています。
台車も動力方は強化されていますが、付随方はオリジナルのようです。
この車両、同線廃止後はDC92等と共に神戸の一鉄道ファンが六甲の山奥にひっそり保存していたのが、'04年、33年振りに里帰りをしたものです。
私自身、頸城鉄道そのものには乗ったことも見たこともありませんが、安塚町に単身赴任していた親父も普段は乗ったことはなく、百間町-飯室間の最後にようやく名残乗車をしたとのことです。

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特急あさま&ホジ自走

快晴の中、信越線に特急あさまが走るというので新潟県まで遠征してきました。
121020長ナノN101編成は先週の長野総セイベントにはまだあさま色の姿が見られていたのですが、今週水曜日にはすでに特急色に塗り替え済みで、思いの外、早く出場しました。塗り方も昔とは違う方法なのでしょう。
下り方面はどうしても逆光なのは致し方ありません。その時は上りに期待したのですが…。
その足で旧頸城鉄道百間町にあるくびきのレールパークのイベントに行きました。
1210201ホジ3が自走できるようになって、SL2号機+DC92+無蓋車(お座敷車両無番)+ハ6の編成と交互に運転されて、体験乗車の行列ができていました。
ホジのタブレット交換風景にはかわいらしい女の子も同席。色々撮っていたら、思いの外、夢中になって、特急あさまの上りに間に合わなくなってしまいました。また、運転されることを願いましょう。

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坂城行き臨時貨物の季節

121018_2今月から週2回ほど坂城行きの臨時貨物が運転されるようになりました。
本日、午前中寄ってみたら、篠ノ井駅下2番にEH200-21牽引のしなの鉄道5774レが発車待ちで、その隣の下3番にタキにみの編成が停まっていて、午後の8776レになると思われます。
篠ノ井(派)に行ってみるとEH200が2両とEF64重連が留置中でした。
臨時分は8両、定期分は10~17両編成となっていることが多いようです。貨車はすべてタキ1000で、果たして今年タキ43000は見られるのでしょうか。

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屋代線に存在したとある枕木

長野電鉄で初めて敷設されたPC枕木区間は今年、廃止となった屋代線だと聞いて、驚きました。そろそろ撤去も始まることだし、と言うことで先日見てきました。
121016そこは曲線区間で20本ほどのPC枕木と言うよりRC枕木が見えました。外側のコンクリート部分にチョック用の切りこみがあるタイプですので曲線用なのかな?この付近は1966年富士製鉄製の40Nレールなので、この頃同時に敷設されたものと思われます。
また、レール締結装置も今まで見たことがないものでした。枕木から出ている"?マーク"を横にしたような輪っかがレールを締めているような感じです。なんというタイプなのでしょうか。
1210161ちなみに長電初の50Nレールも屋代線に敷かれたそうです。

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長野総合車両センターで気になった車両

昨日、行われた長野総セで見た車両達。気になることがいくつか…。
DD16のエンジン
121014DD16のエンジンはDD51の初期型エンジンのディチューン(1000or1100PS→800PS)したものの流用と言われていますが、そのまま使い続けていたとしたら、そろそろ50年にもなります。
今回展示のDD1611はエンジンルームが開けられ、エンジン銘板が見えました。
形式はDML61Z。59年大宮工場再製とあります。この頃はまだDD51が大量廃車されていませんから、初期型エンジンを改修しながら使い続けているのでしょうか。
61Zエンジンはインタークーラーを付けて出力を上げていますが、DD16では必要なのかな?
クロハ253-1
1210141一部は長野電鉄に譲渡されたり、交流モータ化されているものを除き、もう形はないと思っていた253系ですが、クロハ253-1が部品取り禁止の紙を貼られて健在でした。何のためかは不明。
前面に見える編成番号Ne-01はどこかで見たことが…。
ここの解体を請け負っている会社で反対側のクモハ252-1のお面が展示されているのを思い出しました。同所にはDD16のラッセルヘッドも保存されています。
国鉄浜松工場製のスイッチャー
1210142車両センター一番南にある訓練センター線に115系訓練車や湘南帯211系と共に並んでいたのが、'66年浜松工場製の20tL形スイッチャーです。正面からは見えませんが、スポーク車輪でロッド駆動と言うつわものです。ちなみに番号は1とのこと。
で、この長野工場でもこの手は造っていて、'72年製の20t機が北陸線粟津の入換機から福井鉄道に流れ着いて、保線関係に使われているのが残っているようです。

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長野総合車両センターJR長野鉄道フェスタ

1210131本日行われた長野車両センターのイベントに行ってきました。ここへ行くのは十数年ぶりだと思います。
知人らとの集合が長野駅12時頃で、昼食後、シャトルバスに乗って行きましたが、時間があまりなく、やはり、もうちょっと早く行くべきでした。
工場内は長野、新潟の115系、351系等が検査で入場中、今月運転される「特急あさま」用に塗色変更の189系も見られました。
解体場所にはステンレスのサハ211が並んでいて、時代は変わったと感じました。
121013_2修繕庫付近は彩を始め、DD16、クモユニ143、クモヤ143、長ナノ211系等が並んでいて、家族連れなどで混雑していました。
最後は車両洗浄装置体験トレインに乗って貴重な体験をしてきましたが、留置線には583系の姿が…。洗浄装置内に入った時、動画を撮りましたが、ウ~ンイマイチ…。
このイベントは毎年やっているようで、来年はどのような車両が見られるのでしょうか?
1210132_2なお、長野駅コンコースでも新幹線開業15周年長野駅「鉄道の日」フェアを開催していました。
Nゲージ模型運転会やパネル展、ステージイベントを見てきました。

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長野電鉄屋代線跡地は自転車道等に

今年4月に廃止となった長野電鉄屋代線の跡地は一部の踏切が撤去されたりしていましたが、他はほとんどそのままで、一部線路は草に浸食されています。
長野電鉄は廃線跡地を沿線3市に現状のまま譲渡したかったようですが、現状のままでは跡地利用が難しいとして、長野電鉄が費用負担をして架線やレールの撤去を10月頃から行うことになりました。
すでに須坂市と千曲市は跡地を自転車道等の道路として活用することを発表していましたが、長野市も4日になってようやく自転車道や遊歩道として跡地を活用すると発表しました。
121005_2一部駅舎は改装の上、休憩所等に、また、気になる信濃川田駅は「屋代線トレインメモリアルパーク」にとして整備することになったようです。どのような形態となるのか今から楽しみです。
その信濃川田駅に出向くとちょうど松代行屋代線代替バスがやってきましたが、乗降客は「0」でした。車内にも2人程が見えるのみで、保科線の方が多い乗客でした。

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本日の篠ノ井(派)

台風後の篠ノ井(派)に行ってみますといつものような月曜日の光景ではありませんでした。
121001台風の影響でコンテナ列車がウヤになったようで、EF64重連が1020+1013の1組しか見えませんでした。このペアは後部にDE103509が付いていたので、夕方、北長野に向かうものと思われます。と言うことで、毎週月曜日恒例の8560レはないのでしょう。
この他構内にはEH200が-7、-10の2両。そして、DE101592が見えました。
先々週から検修庫内で行われていたDE10の解体は終了したようです。解体されたのはDE101529、1689で、DE101526は残っていると思われます。

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